『トレーディングポストの革靴づくりの想いが込められた、スタンダードコレクション』
トレーディングポストは、イギリスをはじめとする世界各国の本格派高級革靴を扱ってきた歴史があります。その経験と見識には、絶対の自信があります。高級革靴に触れることで培った知識とこだわりを、スタンダードコレクションに注ぎ込みました。
『革靴の王道、グッドイヤーウェルト製法。高いコスパを誇る、本物の一足』
トレーディングポストのこだわりを形にできるのも、実力派のインドメーカーのおかげです。スタンダードコレクションは、ヨーロッパの有名ブランドも認める、インドの実力派ファクトリーで生産されています。
インドは、革靴生産の先進国として知られ、生産能力の高さに定評があります。ヨーロッパの有名ブランドも信頼する技術力と、生産能力の高いインドで生産することで、グッドイヤーウェルト製法を用いながらコストを抑えた、高品質な革靴を作り出すことができるのです。
『高級なフランス製のカーフスキンを使用したアッパー素材』
革靴の価値は、使用されている革の質によって大きく左右されます。革質の良し悪しだけでなく、靴の価格と比較して革が上質であれば、より価値の高い靴と言えるでしょう。
スタンダードコレクションは、革質にこだわり、アッパーにフランス製のカーフ素材を使用しています。キメが細かく艶やかで柔らかい履き心地が特徴です。
通常であれば3万円台中盤の価格で使用できる革ではありませんが、大量生産することで、上質な素材を使用しながら価格を抑えることができたのです。
《ブラックカーフの重厚感で、足元から信頼を》
フォーマからビジネススタイルに信頼を与えるブラックカーフ。フォーマルやビジネスシーンの畏まった場面でも、落ち着きと信頼を与えるブラックはおすすめです。
《足元に深みを持たせる、ダークブラウンカーフの風格》
足元に奥行きと余裕をプラスするダークブラウンは、ビジネスシーンの足元に落ち着きと品格を与えます。重厚感と華やかさを兼ね備えたダークブラウンは、足元にアクセントを添えます。
《ブラウンカーフの豊かな表情で、足元に個性を》
ダークブラウンよりも明るい色合いのブラウンは、足元に落ち着きと優しさを演出します。そのため、ビジネスシーンでもカジュアルシーンでも幅広く活躍します。
「上質な素材ならではの、透明感と美しい光沢。お手入れも簡単で、長く愛用できます」
上質な革とは、キメの細かさと透明感のある質感を兼ね備えた素材です。透明感のある革は、過度な仕上げをしていない証です。
仕上げを重ねると均一な仕上がりになりますが、透明感は失われます。過度な仕上げを必要としない透明感のある革は、元々の原皮が良質な証です。
また、上質な革は、磨いた際の化粧乗りがよく、少量のクリームで磨くだけで艶が出ます。厚化粧をしないことで、クリーナーの量も少量で済み、摩擦による革への負担を軽減することができます。
「こだわりのアンティーク仕上げ、そのお手入れ方法」
ブラウンとダークブラウンは、出荷時に最後の仕上げとして、アンティークフィニッシュを施し、濃淡を付けています。
そのため、高級感のある表情豊かな仕上がりになります。そのお手入れ方法は、ベースとなる革と同系色のクリームを使用し、つま先など濃くなっている部分にベースよりも濃いクリームを塗ることで元々の雰囲気を保つことができるのです。
『日本人の足にフィットする、こだわりの木型』
トレーディングポストのこだわりの一つであるフィッティング。トレーディングポストのこだわりが、スタンダードコレクションにも息づいています。
デザイン毎に異なるラスト(木型)を使用していますがどのモデルも優れたフィット感を誇ります。
指先や幅周りは標準的な設定ですが、甲周りのフィット感を強めている点が特徴です。そのため、指先にゆとりを持たせながら足が前にズレ込みづらい履き心地を可能にするのです。
また、立体的に足に沿わせず、甲周りから後方部分で足を抑えるように固定することで、一般的なイギリス靴の履き心地になれている方にも違和感が出づらい設計になっています。
『フォーマルからビジネスシーンで信頼感を高める、ストレートチップ』
つま先に施された一文字の切り替えしが特徴のストレートチップは、冠婚葬祭に適した最もフォーマル度の高いデザインです。
つま先に“キャップ(帽子)”を被せたようなデザインのため、海外では“キャップトゥ”と呼ばれています。
カジュアルなメーカー以外は、ほとんどのブランドが展開しているであろうストレートチップは、フォーマルからビジネスシーンまで、幅広く着用できる、ドレスシューズの基本のデザインです。
冠婚葬祭を含め、1足は持っておきたいストレートチップ。デザインで迷った時はストレートチップを選びましょう。
『ビジネスシーンに欠かせない、万能ドレスシューズ クォーターブローグ(パンチドキャップトゥ)』
パンチドキャップトゥやクォーターブローグは、つま先の切り替えしに穴飾り(パーフォレーション)が施されたデザインです。
穴飾りは、シンプルなストレートチップに華やかさをプラスし、ビジネスシーンで重宝するデザインです。
また、つま先の切り替えしがあることで、足元に落ち着きも演出します。華やかさと落ち着きを兼ね備えたデザインと言えるでしょう。
ビジネスマンであればストレートチップの次に持つべきおすすめのデザインです。
《ラストS60のフィット感の特徴》
ストレートチップとクォーターブローグに使われるラスト“S60”は、スタンダードコレクションの展開に合わせて開発された専用ラストです。
指先に負担をかけないよう、指先から幅にかけてゆとりを持たせています。その代わりに、甲回りを絞り、踵を小ぶりに設定することで、指先から幅部分に負担をかけずにフィット感を実現しています。
丸みがありながらもスマートなラウンドシルエットは、普遍的なデザインで飽きが来ないため、トレンドを気にせず長く愛用いただけるでしょう。
『ビジネスカジュアルの定番!Uチップの魅力とは』
Uチップは、つま先にU字型の切り替えしが施されたデザインの革靴です。ストレートチップよりもカジュアルな印象を与えるため、ビジネスシーンからカジュアルシーンまで幅広く活用できる便利なデザインです。
昔から革靴愛好家を中心にビジネスとカジュアル兼用で重宝されてきたUチップ。現在のビジネススタイルのカジュアル化もあり、オンオフ兼用の革靴としての地位を確立しました。
Uチップを象徴するディティールであるU字型に縫い付けられた“モカ”は、その形状や縫い付け方によって個性が現れます。
スタンダードコレクションでは、2枚の革を合わせて縫い付ける合わせモカと呼ばれる一般的に多くみられるモカを採用しています。
スーツスタイルの“外し”からジャケットスタイル、カジュアルスタイルまで幅広いシーンで活躍する汎用性の高さも魅力の一つです。
《ラストST-9のフィット感の特徴》
Uチップに使用されるラスト“ST-9”は、指先にボリュームを持たせたUチップと相性の良い、ラウンドシルエットが特徴です。ボリューミーな見た目に反して、甲周りから踵にかけてのフィット感が優れています。
足の形状にもよりますが、多くの方がS60ラストと同サイズを着用されています。
『ビジネスシューズの新定番!!ビジカジスタイルで人気のローファー』
かつてはカジュアルシューズに分類されていたローファーですが、ビジネススタイルのカジュアル化の流れの中で、ビジネスシューズとしても定着し、ビジカジスタイルに欠かせないデザインとなりました。
丸みを帯びたシルエットにU字型の合わせモカが特徴のベーシックなローファー。
スタンダードコレクションのローファーは、カジュアルの中にエレガンスを併せ持つ“フレンチスタイル”をデザインソースにしています。
そのため、カジュアルはもちろんのことビジネスシーンでも使いやすい1足となっています。
《ラストMB-01のフィット感の特徴》
スリムなラウンドトゥラインが特徴のローファー専用ラスト“MB-01”。
指先にゆとりを持たせるために、甲を低めに設定しフィット感を作ります。甲は低めに設定されていますが、全体的に標準的な設定であるため、癖がなく万人受けする優れたラストです。
サイズ感としては、クロケット&ジョーンズのローファーの定番ボストン2で使用されているラスト376と近い印象です。ラスト376と同サイズ、標準的なイギリスブランドであれば同サイズからハーフサイズ上をおすすめします。
『実用性を重視し耐久性の高いハーフラバーソールを採用』
スタンダードコレクションは、3万円台の革靴では採用することの難しいヒドゥンチャネルや半カラス仕上げなどのディティールが多くのお客さまから評価を得ておりました。
実験的にストレートチップにハーフラバーソールを採用したところ、実用面で高い評価をいただき、他のデザインでも展開をお望みの声が多く寄せられました。そこで、今回の入荷分から全モデルにハーフラバーソールを採用しています。
「ハーフラバーソールのメリットとは?」
ハーフラバーソールは、レザーソールに比べ優れた耐久性と水に強いことがメリットです。
そのため、毎日長時間歩くビジネスマンや、天候を気にせず履ける革靴を求める方に最適です。
日本のビジネスマンは、営業や移動などで長時間歩く機会が多いです。また、日本は年間を通して降水量が多いため、天候を気にせず履ける革靴が求められています。
こうしたニーズを踏まえ、スタンダードコレクションは、ハーフラバーソールに変更しました。
今回の仕様変更により、スタンダードコレクションはより快適で安心して履けるシューズへと進化したのです。
『それぞれのラストを履き比べて見ると?』
足型にもよりますが、基本的に3種類のラストとも同サイズで着用いただけます。
履き比べると、ラスト“S60”を基準にするとラスト“ST-9”が少しゆったりしており、ラスト“MB-01”はローファーのため、さらにゆったりと感じます。
ラストS60にゆとりを感じている場合は、その他のラストはサイズを下げて試してみるのも良いかもしれません。
『サイズ感の目安は?』
イギリスブランドの標準的(Eウィズ)な靴の後方部分を小ぶりにしたような履き心地です。クロケット&ジョーンズを始めとした標準的なイギリスブランドと同サイズからお試しください。
『最後に一言』
3万円台中盤の靴は決して安い価格ではありません。しかし、価格の高騰や革質・製法にこだわると、この価格設定が限界です。
トレーディングポストでは、製法や素材・品質を守りつつ、より多くのお客様に喜んでいただける靴を作るために、日々努力を重ねています。
ぜひ、実際に商品に触れていただき、トレーディングポストの想いを詰め込んだスタンダードコレクションをご覧いただければ幸いです。