名品オードリー(AUDLEY)20周年限定モデル

オードリー(AUDLEY)/#337】

*こちらの商品は完売してります。

英国靴のキャップトゥ(ストレートチップ)の名品として知られているオードリー(AUDLEY)。
そのオードリーが今年で誕生から20年を迎えます。

オードリーの歴史を語るには、1998年のクロケット&ジョーンズ(Crockett&Jones)・パリ店オープンまで遡ります。
革靴業界の転換期となる2000年代初頭、クロケット&ジョーンズのパリ店に在籍しているビスポーク職人ディミトリーゴメス氏監修の下、オードリーに使用される#337ラストが誕生しました。
通称“パリラスト”と呼ばれ、クラシカルなラウンドのシルエットが全盛の中、フランスのエスプリを効かせた革新的なソフトスクエアのシルエットは、当時、大きな話題を呼びました。
高級ビスポークシューズメーカーのOEM生産で培ったノウハウを生かし、自社の最高級ラインであるハンドグレードコレクションをリリースしたのもこの頃です。
その後、ハンドグレードコレクションや#337ラストの誕生が、クロケット&ジョーンズの価値を更に高め、世界中で愛されるブランドへと成長させたのです。

#337ラストが登場した当初は、キャップトゥのデザインがなく、弊社のリクエストによって誕生したモデルがオードリーです。
無駄をそぎ落としたミニマルなデザインにラストの造形美、さらに選び抜かれた最高級の素材とクロケット&ジョーンズの技術力が合わさり、最高の1足が生み出されました。
ジョナサン・ジョーンズ社長は、当時「10年後、古く感じる靴は作らない」と、おっしゃっていました。
今見てもモダンでエレガントな佇まい。
今も尚、定番として紳士や革靴愛好家に愛され続けています。

【AUDLEY 20TH Anniversary Model】

オードリー誕生20年を記念し、アニバーサリーモデルが登場。
なんと、日本市場限定100足のみの生産です。
すでに完璧な完成度を誇るオードリーは、どうアレンジされたのでしょうか?

ライニングカラーをブラックからイギリス・モータースポーツのナショナルカラーである“ブリティッシュ・レーシング・グリーン”に変更。
イギリス車が好きな方には、たまらないカラーではないでしょうか?
深みのあるグリーンが高級感を損なうことなく、特別感を演出してくれます。
鮮やかなカラーに目が行きがちですが、ライニングやフルソックシートにも高級素材を使用しています。
この見えない部分のこだわりが、ハンドグレードコレクションの包み込まれるような極上の履き心地を生み出すのです。

アウトソール側面は、ベベルドエッジソールにすることで違った表情を見せてくれます。
ベベルドエッジソールとは、日本でヤハズ仕上げと呼ばれるソール側面を山型の尖った形状にする仕上げです。
ベベルドエッジソールは、戦後、イギリスの一部の靴に使用されていた特別仕様。
現在ではあまり使用されていない珍しい仕上げとなります。

底面は、ハンドグレード標準仕様であるヒドゥンチャネルに加え、全面ブラックで塗られたカラス仕上げになっています。
半カラス仕上げに比べ、よりシックでエレガントな印象に。
オールブラックの底材に、ゴールドのブランドロゴが光ります。
ヒールのトップピース内側の角を落とした部分は、レッドに塗らており、シンプルな中にアクセントを加えます。
素材は、堅守ながら柔軟性に優れた、オークバークレザーソールを使用しています。
オークバークレザーとは、オークバーク(樫の木)のタンニンを使い、通常の底材よりも長い熟成期間を経て作られる特別な底材です。
その優れたクッション性は、歩行時にアスファルトの硬さを感じないくらいです。

アッパーには、もちろん、最高品質のカーフを使用しています。
1枚の素材の中で、より上質な部分を選別し、ハンドグレードに使用しています。
このキメの細かさが高級感のある極上の艶を生み出してくれるのです。
さらにしっかりとした厚みがあるのに足当たりが柔らかい。
最高級の革の条件が全て揃っています。

ライニングと同じく“ブリティッシュ・レーシング・グリーン”の純正シューツリーが付属しています。 シューツリーの形を見るだけで、#337ラストの美しさが伝わると思います。

履く喜びと見る喜びを感じられるオードリー20周年アニバーサリーモデル。
ぜひこの機会に体感してください。

*アニバーサリーモデルは、Dウィズ設定となっています。

オンラインストアー、トレーディングポスト店舗での販売開始は16日となります。